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ninastagram

2015/09/27

#tb to The Surprise Wedding

昨日に引き続き、依頼を受けたサプライズウェディングについて
今日も書いていきます。今日はその中でも装飾関連について。

今、私はイラスト・ステーショナリーショップとは別で
結婚式の依頼も受けています。
ただ大きな会社を持ったフリープランナーではないので
私一人でやれることをやっています。

派手な演出や大きなことはできませんが、
素朴だけどセンスのいいウェディングを望んでいるひとには
合っているかもしれません。

今は10月と11月の素敵なお客様のために動いていますが、
だんだんと日本にも融通のきく会場が増えてきていますね!
その分、ウェディングプランナーの存在ってまた難しい。
いろいろな方から、悲しい意見を聞くことが多いです。
無責任で結婚式を大切に思わない業界のひとたちってたくさんいるのです。

私は結婚式や人生の一大イベントとなりうることに
関わるのであれば誠心誠意、同じ気持ちになって臨むべきと思います。
依頼者と話をして、理解しようと思えば思うほど、感情移入していきます。

このときの結婚式も、
遠距離で難しい国際結婚をやっと果たした大切な友人のために
まわりの友人と家族が小さなパーティーをしてあげたいという
素敵な想いから実現しました。

とにかくその気持ちがとっても素敵で、
聞いたそばから感動してしまいました。
そして周りにそうさせる新郎新婦はきっととっても素敵なひとたちなんだと
容易に想像できました。




このサプライズウェディングでは、場所の選定と交渉、
会場の装飾、進行などを任せていただきました。
そして今、手がけている結婚式も会場選びから
会場との交渉サポート、装飾プランや進行などをお手伝いしています。


このときも、もちろん会場側の制限など、やりたくてもできないこともあったけれど、
その制限ギリギリのところまでやりました!
会場側のかたたちも「こんなの見たこと無い!」というような感じで
写真を撮ったり、見ていて楽しかったのではないでしょうか。




挙式は小さなチャペルで、キャンドルをたくさん立てて行いました。
花嫁の雰囲気や、会全体の雰囲気に合うように、
優しくあたたかく、大人っぽい色のポンポンを50個弱用意し、
会場側に外せないと言われた常設の造花の上に飾りました。

これだけで雰囲気はガラリと変わります。
もしも、予算不足でチャペルや挙式場に置くお花が購入できないひとは
(チャペルなどに飾る用のお花は本当に高い!高すぎてなかなか満足のいくものにならない)
こじんまりとした花を購入するのでもなく、まったく諦めて花を入れないでもなく、

自分で創って!とおすすめしたいです!

教会のスケールに比べて飾りが小さいと目立たないし、
何もないと寂しいものです。

工夫して挙式のバックドロップを創ると一気にウェディングに
自分たちだけのオリジナリティが加わります。


そして、パーティーは挙式をしたチャペルの地下にあるこじんまりとした
会場を使わせていただきました。
本当に小さな会場で限られた予算内で素敵に演出するのはとても難しいですが、
家族と友人のあたたかいお食事の時間を少しでもおしゃれなものにできるように
会場の中の無機質なものを隠したり、
何もなくて寂しい感じがでないように努力しました。

日本の数ある結婚式会場でも、新郎新婦がすわる高砂のバックが
全然素敵じゃないところってとっても多いですよね。
もちろん装花で素敵に飾ることはできますが、
それってどれだけの費用が必要なんでしょう!
もとから素敵でおしゃれなバックドロップにすればいいのに、といつも思います。

個人的には豪華絢爛な会場は好きではないので、
素朴な小屋や、屋外の素敵なガーデンや、ただの真っ白の空間が
飾りやすいです。
なんとでもできるから!
ただ緑のオリーブの葉のガーランドを貼り付けただけでもお洒落になりますよね。
日本にはなかなかそういうところってまだまだ少ないです。

この時の会場も普通のお部屋だったので、
新郎新婦がすわる場所のバックはただの壁、それも真っ白ではなくて
アクリル板のようなものが貼ってあったので、
どうやってそこから目をそらし、写真に写っても素敵になるのか考えて、
ゴールドの折り鶴ガーランドにしました。




そしてテーブルスケープも絶対に手を抜かないこと。
テーブルの大きさに比べて、式場がプラン内で用意しているのは
本当に小さなもの。

会場の紹介写真などで見るものは本当に莫大なお金を積まないとできっこないのです。
自分の好きな花材で、満足のいく大きさのアレンジメントを創るのは
予算が思った以上に必要ということを覚えておいてください。

私が伝授できるのは、以前も書いたようにキャンドルを多用すること、
お花以外の要素でテーブルを飾ること。

今回は素敵なメニューや、テーマカラーに合わせたナプキン、
そしてゴールド系のオーナメントとキャンドルをテーブルにちりばめました。
メニューはこのときの依頼者であり新婦の友人のPAPERlicious 。
そしてお花はオアシスにささっているタイプのアレンジメントを
会場提携のお花屋さんに花材や色にこだわって作ってもらいました。



お花も、イメージ写真があれば絶対に打ち合わせに持っていくこと!
使って欲しい花材はもちろんのこと、私は使って欲しくない花材をきちんと
伝えることが大事と思います!

実はこのときの依頼主は、私がイラストショップをしていることも知っていて、
UNO MAS UNO でウェルカムボードをオーダーしてくれました!
欧米では特に必需品ではないですが、
やはり日本だとみんなウェルカムボードを用意するようです。

以前にも書いたように、私は自分のときも特に作りませんでしたが、
もし用意するときは、私個人のおすすめですが…
「ウェルカム」というのを前面に出してしまうと
その後おうちに飾るときなどに「結婚式の想い出」でしかなくなってしまうので
(もちろんその日の想い出として飾りたいひとはそれでいいと思います!)
ふたりの名前だけにとどめておくくらいが素敵だと思います。





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