自分のウェディング記念日にひたったあとは、
去年のこのウェディングにひたります。
ここからは書いているだけでも涙が出てきそう…
お友達からのサプライズ前撮りだと思い、
六本木の街を闊歩するふたり、それを見守るブライズメイズ。
時刻は16:45。
もうじき夕暮れの六本木。乾いた風の爽やかなお天気。
写真撮影にはパーフェクトな気候。
さて、そのとき私はどこにいたかというと…
朝からの下準備と作戦会議を終え、14:30からやっと
会場である教会とその地下にあるお食事会場の準備に入らせてもらえました。
そこから1時間半ほどで装飾を終え、今度は
参列される新婦様のご家族を迎え入れ、作戦会議!
挙式の段取りをご家族のみなさん、教会のみなさんと綿密に行いました。
作戦はこれ。
ブライズメイズたちに逐一どのあたりにいるのか報告を入れてもらい、
教会前で撮影をしている間に、新郎様を中に招き入れ、
その場で状況を説明。
新婦様はその間、ひとりでの撮影とメイク直し。
新郎は先に教会の中入ってるね〜
じゃあ教会の扉から入ってくる感じをカメラに収めよう!
とカメラマンも中に入る…怪しまれないようにご友人もひとりは
教会のドアの外へ残り…
「じゃあ開けてみようか〜」と
カメラマンの合図で開けると
教会の中はキャンドルでライトアップされ、
ご友人とご家族がバージンロードを囲み、
その先には新郎様が待ち、
ドアの前にはお父様が!!
綿密な作戦会議のおかげでおふたりにはその時が来るまで
バレずに本番を迎え、ご家族もちびちゃんたちも声をひそめて
暗闇で待っていてくれました!
ドアを開けた瞬間、泣き崩れた美しい新婦様。
あの瞬間は昨日のことのように私の脳裏に焼きついています。
感動的な式を、さらに想い出に残るものにするために
一生懸命考えたのは、挙式で使用する音楽でした。
こだわってこだわって、どうしてもバイオリン演奏にしてほしかった!
リクエストしたのは…
ドアが開いた瞬間から始まる
Christina Perri の A Thousand Years
歌詞もとっても素敵で結婚式にぴったりの曲を
オルガンとバイオリンのインストゥルメンタルで。
曲をどれにしようかとひとりで考えている時から
大好きなお父様に、手をとられて歩く姿を想像しただけで
涙が溢れてきました。
直前の挙式のリハーサルでゆっくりと歩く練習をした甲斐もあり、
お父様は完璧でした!
ゆっくりとバージンロードを進むお父様と新婦様。
まだ本当の結婚式を挙げるのは先になりそうなおふたりに
どうしてもこの挙式をプレゼントしたいという家族の想い。
私は友人であるブライズメイズたちとご家族のこの想いに
本当に動かされました。
こんな素敵な式を創れたらと何度もイメージして
当日は本当に最高のものができました。
挙式は本当に意味のあるもので、
このみんなの想いを集約したかったので、
本当ならふたりの意志で誓う結婚の誓いの言葉も
この日のみんなだけのものにしたいと考えた結果、
参加している全員から
ふたりに「結婚するにあたって誓ってほしいこと」を
考えてきてもらい、ひとりずつ読み上げて
おふたりに返事をしてもらうスタイルにしました。
そしてまだまだ状況のつかめていないおふたりに
誓いの言葉を前に今回の式の趣旨を読み上げるのは、
私にこの素晴らしいお話を持ってきてくれた
私自身の大切な友人であり、新婦様の大親友。
ふたりには祭壇を前に手をとりあってもらいました。
誓いの言葉を読み上げる集まってくれたみんなを見つめる
新婦様の眼差し。
それを見つめる新郎様の眼差し。
すべてが本当に美しかったです。
誓いの言葉に合わせたのは、
国籍の違うカップルでいままでいろんな困難を乗り越えてきたふたりに
ぴったりの曲。
私も自分が同じく国際結婚なので国際結婚だからこそ
ぶつかる壁を知っているつもりです。
何があっても、全身全霊で愛するふたりにぴったりのこの曲を
バイオリンのソロで。
John Legend の All Of Me
晴れてみんなからの約束に誓いをたてて
大好きなひとたちに夫婦と承認されたふたり。
今度は祭壇に上がり、
事前にみんなからの誓いの言葉を聞いて
新郎様の母国語であるスペイン語(私の彼もスペイン語圏なので!)
に訳しておいたオリジナルの結婚証明書にサインしていただきました。
まだまだ続きます!
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